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マルタ6泊7日の旅。ダイビングと街歩きで過ごした7日間

カッパドキアを出発し、イスタンブールを経由して向かったのは、地中海に浮かぶ島国マルタ。

今回のマルタ滞在は6泊7日。旅の目的の中心はダイビングでしたが、せっかくヨーロッパまで来たので、海だけで終わらせるのはもったいない。

港町マルサシュロックを歩き、世界遺産の街バレッタへ。朝はセントジュリアンを走り、カフェでエスプレッソを飲み、夜はステーキやマルタ料理を楽しみました。

観光、ダイビング、食事、そして現地での生活。

6泊したからこそ、観光地を巡るだけでは見えなかったマルタの日常にも少し触れられた旅になりました。

1. マルタ6泊7日の旅程

今回の旅程はこんな感じです。

日程主な予定
1日目カイセリ → イスタンブール → マルタ
2日目マルサシュロック → バレッタ → ダイビング準備
3日目ダイビング・セントジュリアン
4日目ダイビング・カフェ・マルタ料理
5日目バレッタ観光・ダイビング
6日目カフェ巡り・ダイビング・最後の夕食
7日目マルタ → イスタンブール

4日間はダイビングが中心。

その前後や空いている時間を使って、バレッタやマルサシュロックを歩きました。

2. マルタ1日目 イスタンブールからマルタへ

イスタンブール空港でギリギリの乗り継ぎ

カッパドキアでの滞在を終え、カイセリ空港からイスタンブールへ。

利用したTK2015便は、イスタンブール空港に14時55分到着。予定より10分ほど遅れての到着でした。

次のマルタ行きは17時発です。

しかも今回は、大型荷物を一度ピックアップしてから国際線のチェックインをしなければなりません。

荷物を受け取り、広いイスタンブール空港を大型荷物とともにダッシュ。

なんとかチェックインに間に合い、ようやく一安心です。

ところが、ここで予想していなかった出来事が待っていました。

まさかのビジネスクラスへアップグレード

マルタ行きの搭乗券を確認すると、まさかのビジネスクラス。

大型荷物を持って空港内を走り回った直後だけに、このアップグレードはかなりうれしい。

ここから一気に旅の雰囲気が変わります。

イスタンブール空港のラウンジへ

搭乗までは、SFCの資格で利用できるラウンジへ。

残念ながらビジネスクラスへアップグレードされたからといって、今回利用できるラウンジがビジネスクラスラウンジに変わるわけではありませんでした。

それでも、ラウンジの食事はかなり印象に残っています。

料理が並んでいるだけではなく、肉はその場で焼いてくれるスタイル。空港ラウンジの食事という感覚で入ったので、そのクオリティには驚きました。

ゆっくり食事を楽しみたいところでしたが、搭乗開始時刻を見ると出発の約1時間前。

さらにイスタンブール空港は広く、遠い搭乗ゲートまでは20分ほど歩きます。

せっかくラウンジに入ったのに、結局ここでもバタバタ。

この日2回目の空港ダッシュが始まりました。

ビジネスクラスでマルタへ

17時発のTK1371便でイスタンブールを出発。

マルタまでは約2時間35分です。

長距離便ではありませんが、今回はビジネスクラス。慌ただしかった空港での乗り継ぎとは対照的に、機内では快適な時間を過ごすことができました。

18時35分、マルタ国際空港に到着です。

マルタ空港から3ユーロのバスで移動

マルタ空港から宿まではバスを利用しました。

料金は3ユーロ。ちゃんと大きい荷物を預けるスペースもあります。

タクシーならセントジュリアンまで20ユーロ、日本円にすると当時の感覚で3,800円ほど。到着早々、なかなかの価格です。

今回はバスを選択しました。

バス停を降りると、Airbnbまでは徒歩2分ほど。大型荷物を持っていたので、この近さは助かりました。

そして宿へ到着。

ここで、日本でイメージしていたAirbnbとの違いを知ることになります。

6泊7日のAirbnbはまさかのエアコンなし

日本でAirbnbというと、マンションやアパートの一室を借りるようなイメージを持っていました。

今回泊まったのは、本当にホストファミリーが暮らしている家の一室です。

部屋に入って最初に気づいたのが、

エアコンがない。

ヨーロッパ旅行では、ホテルやAirbnbにエアコンがないことも珍しくありません。古い建物が多いことや、地域によってはもともと冷房を必要とする期間が短かったことなどが理由としてあります。

とはいえ、9月のマルタはまだ暑い。

部屋にあるのは扇風機だけ。しかもガンガンにエアコンが効いているリビングから一番遠い部屋でした。

部屋にはシングルベッドが置かれ、スペースにもそれほど余裕はありません。

これで6泊7日、6万円弱。

「エアコンなしはヨーロッパあるある」と分かっていても、暑いマルタで6泊となると話は別です。

マルタ到着初日から、物価の高さと日本とは違うAirbnbを体験することになりました。

3. マルタ2日目 マルサシュロックとバレッタへ

ダイビングメンバーと合流

翌朝、今回一緒に潜るダイビングメンバーと合流。

ダイビング開始は翌日からなので、この日はマルタ観光へ向かいます。

最初の目的地は、島の南東部にある港町マルサシュロックです。

港町マルサシュロックを歩く

海沿いへ出ると、港にはたくさんの船。

マルサシュロックは、マルタを代表する漁村として知られる場所です。

大きな観光施設を次々と巡るというより、港沿いを歩きながら街そのものを楽しみました。

海、船、石造りの建物。

このあと訪れるバレッタとはまた違ったマルタの景色が広がっています。

Hans & Gretel Maltaでスイカジュース

街歩きの途中で立ち寄ったのがHans & Gretel Malta。

ここではスイカジュースを注文しました。

9月とはいえ日中のマルタは暑く、街歩きの途中に飲む冷たいスイカジュースがちょうどいい。

休憩したところで、次はバレッタへ向かいます。

世界遺産の街バレッタへ

マルタの首都バレッタ。

街に入ってまず印象に残ったのが、建物の雰囲気です。

街全体が石造りで、細い通りの両側には歴史を感じさせる建物が並びます。

バレッタは、1565年のマルタ大包囲戦を経て、聖ヨハネ騎士団によって築かれていった都市です。

単に古い建物が残っているのではなく、街そのものに騎士団の歴史が残っています。

この日は目的地を細かく決めず、まずはバレッタの街を歩いてみることにしました。

すると正午、突然大きな音が響きました。

正午に突然鳴り響いた大砲

音の正体は、アッパー・バラッカ・ガーデンズの下にあるSaluting Battery。

ちょうど正午の大砲「Noon-day Gun」に遭遇しました。

この正午の砲撃は、かつて港に停泊する船へ正確な時刻を知らせる役割を担っていました。船乗りたちは合図に合わせて船舶用時計を調整し、航海時の経度測定にも利用していました。正午の時報としての運用は1923年まで続き、現在はその歴史的な習慣が再現されています。

時間を調べて見に来たわけではありません。

たまたまバレッタを歩いていた時間が正午。

突然の轟音に驚きながら、思いがけずマルタの歴史に触れることができました。

セントジュリアンへ戻ってステーキ

バレッタで昼食を探したものの、観光エリアだけあって価格はなかなか高め。

そこでセントジュリアンへ戻ることにしました。

向かったのはFluid Rib & Steak House。

ここでステーキを注文しました。

このときはまだ知りませんでしたが、結果的にこの店にはマルタ滞在中3回通うことになります。

16時からダイビングの準備

食事を終え、16時からダイビングショップへ。

翌日から始まるダイビングに備えて、器材をセッティングします。

ここまでがマルタ2日目。

翌日から、旅の中心が街から海へ移ります。

4. マルタ3日目 ダイビングがスタート

朝は走ってセントジュリアンを散策

旅先で時間があれば、朝はランニングします。

運動だけが目的ではありません。

自分の足で走ってみると、街までの距離、店が集まっている場所、坂道、海へのアクセスなどが自然と分かってきます。

バスやタクシーで通り過ぎるだけでは分からない、街の土地勘をつかむためのランニングです。

マルタでも朝のセントジュリアンを走ってみました。

昼間は観光客で賑わう場所も、朝はまた違った雰囲気。

6泊する街なので、自分の足で一度見ておくだけでも、その後かなり動きやすくなりました。

マルタでのダイビング開始

この日から本格的なダイビングがスタート。

今回のマルタ滞在では、4日間をダイビングに使いました。

潜ったポイントやテクニカルダイビングの内容まで書くと、それだけで一つの記事になるので、ダイビングについては別の記事で詳しくまとめます。

夜は再びFluid Rib & Steak Houseへ

ダイビングを終え、この日の夕食もFluid Rib & Steak Houseへ。

3人でTomahawkSteakをシェアしました。

5. マルタ4日目 ダイビングとマルタ料理

BRILLACE CAFEでヨーロッパらしい朝食

マルタ4日目。

せっかくヨーロッパまで来たので、一度くらいはカフェでゆっくり朝食を食べたい。

向かったのがBRILLACE CAFEです。

エスプレッソと朝食を注文。

観光名所ではありませんが、朝のカフェでコーヒーを飲みながら過ごす時間も海外旅行の楽しみのひとつです。

この日もマルタの海へ

朝食を終え、この日もダイビングへ。

マルタ滞在の中盤は、完全にダイビング中心の生活です。

朝起きて、潜る。

街へ戻って、夜は食事へ。

観光を詰め込む旅とは違いますが、6泊7日あるからこそ、ダイビングと街で過ごす時間の両方を楽しめました。

Gululuでマルタのウサギ料理

夜はマルタ料理を食べるためGululuへ。

ここで食べたのがウサギ料理です。

日本では日常的に食べる機会がほとんどありませんが、マルタでは伝統的に食べられている料理のひとつ。

海外まで来たなら、その土地の料理は一度は食べておきたい。

ステーキだけではなく、マルタらしい食事も楽しみました。

6. マルタ5日目 もう一度バレッタへ

マルタ5日目。

この日はダイビングが午後からだったため、午前中を使ってバスでもう一度バレッタへ向かいました。

2日目は街歩きが中心。

今回は聖ヨハネ准司教座聖堂と騎士団長の宮殿を見て回ります。

聖ヨハネ准司教座聖堂へ

まず向かったのが聖ヨハネ准司教座聖堂(St John's Co-Cathedral)。

前回は大行列で入れなかったので今回は事前にチケットを購入します。

外観は比較的落ち着いた石造りの建物ですが、中へ入った瞬間に印象が変わります。

内部は豪華な装飾で埋め尽くされ、外観とのギャップがすごい。

そして、ここで外せないのがカラヴァッジョです。

カラヴァッジョは1607年にマルタへ渡り、1608年には聖ヨハネ騎士団の騎士となりました。マルタで制作した《洗礼者聖ヨハネの斬首》と《執筆する聖ヒエロニムス》の2作品は、現在もこの聖堂に残されています。

《洗礼者聖ヨハネの斬首》はカラヴァッジョ最大の作品であり、本人の署名が確認されている唯一の作品としても知られています。

華やかな教会を見るだけの場所ではありません。

騎士団の歴史とヨーロッパ美術が、同じ建物の中につながっています。

マルタへ来るまで騎士団について詳しかったわけではありませんが、実際にこうした場所を見ていくと、「なぜバレッタがこんな街になっているのか」が少しずつ分かってきます。

騎士団長の宮殿へ

続いて向かったのが騎士団長の宮殿(Grand Master's Palace)。

ここは個人的にかなり好きでした。

一言でいうなら、

男からすると、かっこいい。

豪華な宮殿というだけではありません。

甲冑、剣、銃、大砲。

「騎士団」という言葉から想像する世界が、そのまま目の前に現れます。

騎士団長の宮殿は1570年代に聖ヨハネ騎士団によって建てられ、その後も増築されてきました。イギリス統治時代には総督府となり、1921年にはマルタ初の憲法に基づく議会が置かれ、現在もマルタ大統領府として使われています。

武器庫には歴代騎士団長の甲冑だけでなく、オスマン帝国側の武具や武器、大砲なども収蔵されています。

単純に「昔の武器が並んでいる博物館」として見るのではなく、ここが長い間マルタの政治と権力の中心だったことを知って歩くと、見え方も変わります。

私が訪れたときは、人がかなり少なかったのも印象的でした。

聖ヨハネ准司教座聖堂と比べてゆっくり見ることができ、個人的にはバレッタでかなり印象に残った場所です。

午後は再びダイビングへ

バレッタから戻ったら、午後はダイビング。

午前中は16世紀の騎士団の世界を歩き、午後はマルタの海へ潜る。

同じ一日の中で、まったく違うマルタを楽しみました。

夜はまたステーキ

そして夜は、またFluid Rib & Steak House。

これで3回目。

6泊7日の海外旅行で同じステーキ店に3回。

もはや「いろいろなレストランを開拓する」ではなく、完全に「ここでいい」になっていました。

7. マルタ6日目 最後のダイビングと最後の晩餐

いよいよマルタで丸一日過ごせる最後の日。

ダイビングも最終日です。

Sant Eustachioで朝食

朝はSant Eustachioへ。

フレッシュオレンジジュース、パン、コーヒー。

豪華な朝食ではありませんが、朝の街を歩いてカフェに入り、オレンジジュースとコーヒーを飲む。

初日は土地勘もなかったマルタですが、6日目になると街にもかなり慣れてきました。

Ottime Cafeをはしご

そのままOttime Cafeへ。

朝からカフェをはしごします。

観光地を一つでも多く回る旅なら、こういう時間は真っ先に削られるかもしれません。

今回は6泊同じエリアに滞在したことで、カフェで何もしない時間も含めてマルタを楽しめました。

マルタ最後のダイビング

そして最後のダイビングへ。

4日間続いたマルタでのダイビングも、これで終了です。

ただし、ダイバーの旅行は海から上がったら終わりではありません。

翌朝にはマルタを出発します。

問題は、濡れた器材です。

濡れたダイビング器材を屋上へ

宿へ戻ったら、すぐに器材を洗って乾燥。

時間がありません。

Airbnbの屋上を使い、器材を並べて乾かします。Airbnbの良いところは洗濯機があるところ。

翌朝にはすべてパッキングしなければならないので、少しでも乾かしておきたい。

観光旅行ならホテルへ戻って休憩するところですが、ダイビング旅行ではそうはいきません。

最終日は器材との戦いです。

L'Ostricaioでマルタ最後の晩餐

器材を干したら、マルタ最後の夕食へ。

選んだのはL'Ostricaio。

6泊7日のマルタ滞在も、これが最後の夜です。

食事のあとはThe Gin Roomへ。

おしゃれな店内でジンを一杯飲み、さらにThe Dublinerへ移動しました。

ここではいろいろなビールを飲みながら、NEPIAというマルタのクラフトビールにも出会いました。

8. マルタ7日目 早朝から空港へ

朝5時からパッキング

最終日の朝は5時起き。

まずやることは、前日に屋上へ干しておいたダイビング器材の回収です。

器材をまとめ、大型荷物へ詰め込んでパッキング。

ダイビング旅行は普通の旅行より荷物が多いので、最後まで気が抜けません。

忘れ物がないことを確認して、6泊したAirbnbを出発します。

6時50分のバスでマルタ空港へ

6時50分のバスに乗ってマルタ国際空港へ。

到着した日は、空港から同じようにバスに乗ってセントジュリアンへやってきました。

今度は逆方向です。

6泊したマルタを離れます。

マルタ空港のラウンジで最後までマルタを楽しむ

チェックインを終えたらラウンジへ。

ここで朝からマルタワインとビール。

あとは飛行機に乗るだけ。

最後の最後までマルタを楽しみます。

マルタからイスタンブールへ

10時20分発、ターキッシュ エアラインズTK1372便。

マルタからイスタンブールまでは約2時間30分。

13時50分、イスタンブール到着。

これで6泊7日のマルタ滞在が終了しました。

9. マルタ6泊7日を振り返って

振り返ってみると、かなり密度の高い6泊7日でした。

マルサシュロックを歩き、バレッタでは偶然Noon-day Gunに遭遇。聖ヨハネ准司教座聖堂ではカラヴァッジョの作品を見て、騎士団長の宮殿では聖ヨハネ騎士団の歴史に触れました。

その間に4日間のダイビング。

朝はセントジュリアンを走って街を知り、カフェを巡り、マルタ料理のウサギを食べ、気に入ったステーキ店には3回通いました。

宿はエアコンなし。

部屋は狭い。

6泊で6万円弱。

快適なことばかりではありませんでした。

それでも6泊したことで、マルタは「観光で訪れた場所」から、少しずつ「数日間生活した街」に変わっていきました。

朝起きて街を走り、コーヒーを飲み、海へ行き、帰って食事をする。

最終日はダイビング器材を屋上に干し、ジンとビールを飲み、翌朝5時から荷造り。

観光だけでも、ダイビングだけでもない。

そんな日常も含めて楽しんだ、マルタ6泊7日の旅でした。

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