前記事で、星空の撮影方法について記載しました。今回は、カメラ設定での微調整で、自分好みの作品を完成させるテクニックについて説明したいと思います。
星空撮影の準備
- 三脚の準備
- 撮影場所を決定
- 星空にピントを合わせる
- セルフタイマーでシャッターを切る
星空撮影は、シャッタースピードが長いため三脚が必要です。日中撮影するカメラは、シャッタースピードが1/125秒程度で手ブレ等問題ありませんが、真夜中の星空撮影ではシャッタースピードを長くし光量を多く取り入れるため、手持ちでは被写体がブレブレになってしまいます。
自分の好みの構図を考えて、撮影場所を設定します。膨大な星の量と、天の川スケールのデカさを強調するためには、手前に何か構造物を入れると伝えやすいです。
オートフォーカス(AF)はNGです。なぜなら暗闇のため、自動でピントがあいません。マニュアル(MF)で、星空にピントを合わせます。
最後にシャッターボタンを押した瞬間にカメラは撮影を始めるため、押した振動でもブレることはあるので、1〜2秒程度のセルフタイマー機能も活用ください。
ホワイトバランスの設定
オートホワイトバランス機能がカメラにはついています。これをうまく活用することで、自分好みの背景を設定することができます。
逆にいうと、綺麗な青みのある空はホワイトバランスの調整で色ができています。
肉眼では見ることのできない編集によって、作り上げられた空である可能性もあるので目は慣らしておいてください。
ホワイトバランス:OLYMPUSの場合
| オート | - |
| 晴天 | 5300K |
| 日陰 | 7500K |
| 曇天 | 6000K |
| 電球 | 3000K |
| 蛍光灯 | 4000K |
| 水中 | 水中撮影時 |
【参考】オリンパス ホワイトバランスについて
https://support.jp.omsystem.com/jp/support/cs/DI/QandA/Basic/s0012.html
晴天 5300K
日陰 7500K
曇天 6000K
電球 3000K
蛍光灯 4000K
水中
ISOの設定
ISO(アイエスオー・イソ)は、光に反応する感度で、高い方が多くの光を取り入れます。ISO1600とISO3200ではISO感度を1段上げる・下げると表現し、実際には撮像素子で処理できる光の量を増やす、つまり電気信号を増幅させることです。書いても説明が難しいので、ISOを上げると「明るくなる」「ノイズ(粗さ)が増える」ことを理解ください。
星空以外でISOをあげるメリットは、オート撮影の場合、シャッタースピードも自動なため暗い場所での「手ブレを防ぐ」、速い被写体を「ブレずに撮る」といったことが挙げられます。
参考記事:ISOについて
https://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/cameralesson/lesson08.html
ISO1000
ISO1600
ISO3200
ISO4000
ISO6400
ISO8000
シャッタースピードの微調整
シャッタースピードは、シャッターを開いている時間のことを言います。30sと60sでは、30sの方が光をレンズに通す時間が短く、作品も暗くなる。レンズが光を通す時間が長いほど、露出が高いと表現します。シャッタースピードが長いほど、暗い空の星を多く映すことができます。
シャッタースピード30秒
シャッタースピード40秒
シャッタースピード50秒
シャッタースピード60秒
まとめ
ISOやシャッター速度を使いこなし、自分好みの星空撮影を行なってください。1番の鍵は、「光』です。ISOを高くする、シャッター速度を長くすること、「光」を多く取り込むことができます。つまり、暗い空でも星がたくさん映る。
ホワイトバラスで好みの色を調整し、ISOとシャッタースピードで光を多く取り入れる。このバランスを考えて、星空撮影にチャレンジしてみてください。
実際には絞り(A)も関係しますが、これはレンズごとに異なり、標準レンズでも撮影できることを前提にしておりますので、絞りは省略します。